住宅ローンの繰上げ返済はコツをつかんで効果的に
金融機関の住宅ローンを組んで憧れのマンションを購入した方は、毎月定期的に住宅ローンを返済していると思います。住宅ローンを完済するためには、うまく繰上げ返済を併用することが、住宅ローン完済の最も近道です。自分の性格のコツをつかんで効果的に住宅ローンの返済を行いましょう。何も考えないで繰上げ返済をしないで頂きたいです。
■ 目次 ■
住宅ローンの繰上げ返済は2種類
住宅ローンの繰上げ返済は、「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があります。住宅ローンの繰上げ返済をすると、自分が払ったお金なのですが、「戻し保証料」が、返金されるのもちょっと嬉しいですね。
期間短縮型
毎回の返済額を変えずに、残りの返済期間を短縮するのが「期間短縮型」と言われている繰上げ返済の方法です。
住宅ローンの金利は残りの金額と時間の大きさに比例しますから、期間短縮することによって、返済総額を減らすことが効果的にできます。
文字通り、返済期間を短縮することですから、例えば35年の住宅ローンに対して、5年分の返済をすると、残り30年の住宅ローンになります。
返済額軽減型
残りの返済期間を変えずに、返済額を減らすのが「返済軽減型」と言われている繰上げ返済の方法です。
文字通り、返済額そのものを返済することですから、例えば3000万円の住宅ローンに対して、500万円を返済すると、残り2500万円の住宅ローンとなります。
住宅ローンの繰上げ返済注意点
繰上返済手数料に注意
金融機関によっては、繰上返済手数料がかかる場合があります。繰上返済手数料がかかる場合は、こまめに返すとそれだけ繰上返済手数料がかかってしまいます。その場合は、まとめて繰上返済をした方がよい場合もあります。
最近は、一定額以上の金額の繰上返済は、手数料が不要である金融機関が増えてきました。住宅ローンを組む時に、繰上返済手数料がかからない金融機関を選ぶと、手数料は考えなくてもよいので楽なのですけどね。
繰上返済後の返済期間に注意
住宅ローンを繰上げ返済する場合は、「期間短縮型」か「返済額軽減型」かどちらかを選ぶ必要があります。
「期間短縮型」を選んだ場合、繰上返済後の返済期間が、10年以上ないと、住宅ローン控除の対象外となってしまいますので、返済期間には注意してください。
住宅ローン控除を受けるための条件として、返済期間10年以上の借入金であることとなっています。
早く返そうという気持ちは分かりますが、住宅ローン控除中は、10年以上の借入期間が必要なのです。
繰上返済は年を明けてから
住宅ローン控除(正確には、住宅借入金等特別控除)は、12月31日(年末)現在の借入金の1パーセント(上限額あり)が控除されます。
同じ100万円の繰上返済を行うのであれば、年が明けた翌1月に行う方が、より多くの住宅ローン控除を受けられることになります。
繰上げ返済しすぎに注意
早めに住宅ローンの繰上げ返済を行うべきなのは確かなのですが、生活に支障が出るようでは困りものです。
毎月の説活費が最低どのくらい必要なのかを把握して、余裕の範囲で繰上げ返済を行いましょう。
月末近くになって生活費が不足していることが分かって、カードローンや消費者金融から借りてしまうようでは、何のための繰上げ返済なのかが分からなくなってしまいますよ。
おわりに
住宅ローンの繰上げ返済のコツは、お分かりできたでしょうか。自分の性格を考えて、コツコツ繰上げ返済したのが良いのか、まとめて繰上げ返済した方がよいのかが異なります。
昨今は、銀行ローンも低金利ですので、銀行ローンの乗り換えも合わせて検討するとよい思います。
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